2016年10月12日水曜日

クレヨン牧師のミニエッセイ
『マンウオッチングする鳥たち』
 
 牧師館のベランダに、夫婦バトがやってくるようになりました。朝は七時ごろやってきて起こしてくれます。ベランダに餌をやりだしたのは、もう二ケ月まえになります。はじめはスズメがやってきました。一羽二羽と増えて、一時は二十羽から三十羽にもなり、バ-ドウオッチングを楽しみました。しかしある時期を境いにして寄りつかなくなったのでした。夫婦バトがきていたので、寄りつけなかったのでしょう。やはり大きさがあるので迫力があります。
 
 毎日こうして楽しんでいたのですが、あるときふとこちらが見られていることに気がつきました。しかも鳥の方がよく人間を観察しているのです。それは、この人間はどのくらいまで近づいてよいか。どんな性格の人間か。いつも何をしているか。どうもそれに応じて行動しているのです。
 
 「マンウオッチングする鳥たちが都会の鳥である」と、最近の本に書いてありました。決して危ないところや不安なところにはいかない。
 
  私たちの教会には今日もたくさんの鳥がきています。