2016年10月14日金曜日

クレヨン牧師のミニエッセイ
『父親似の犬』
 
 ある牧師先生の家に四匹の小犬が生れました。早速見に行きましたがとてもかわいい犬で、一匹ほしいなあと思うくらい。ところが母親犬は四匹を平等に愛し育ててはいないと、その牧師先生は言われるのです。ある一匹だけをよく面倒をみて、ある一匹には全く無関心なんだそうです。残りの二匹にはまあまあとのこと。どうも理由がありそうです。実は、愛されているのは父親似の犬。嫌われているのは自分に似ている犬なんだそうです。どうしてそうなるのかわかりませんが、愛の執念かもしれませんよね。
 
 しかし、人間的な愛の執念にもそこに信仰が与えられる時、救いへと変えられていくことがあります。カナンの女の執念(マタイ15:27 )が、救いを塀の外へともたらしたのです。
 
 そこにはイエス様に支えられた信仰があったことはいうまでもありませんが。