2016年12月6日火曜日

その人にあった成長を

クレヨン牧師ののミニエッセイ
『その人にあった成長を』
 中国の昔話にこのようなものがあります。
 
 「ある人が種をまいてから、毎日毎日その畑を見回っていました。ところが、となりの畑の方が芽の伸びがよい。うちの方が悪すぎるということに気づきました。そこである夜、自分の畑にでかけていき、一本一本手で引っ張って伸ばしました。翌日あれからどれだけ伸びているか期待してみにいきますと、全部の芽がお辞儀をしていました」。笑い話ですが、よく考えると笑えない話です。神様はその人にあった成長を一番よく知っておられます。ところが私たちは無理に伸ばそうとして駄目にしてはいないでしょうか。
 
  教会も同じだと思います。神様はその教会その教会の、成長を知っておられます。無理に引っ張ってみたり押えてみたりしていないでしょうか。私たちがキリストの体である教会を成長させるのでなく、その成長に参与したいものです。それには楽しくなければいけません。「神を喜ぶ」(ロマ書)です。