2017年1月20日金曜日

かげにかくれて

クレヨン牧師のミニエッセイ

『かげにかくれて』
 次のような短歌があります。
 
  キリストを人に見せばやわれはその          

   かげにかくれてありとしらさで
 
 キリストにあって謙虚な気持がするのは、明治の歌だからでしょうか。いつだったかある本で読みました。トスカニ-ニという偉大な指揮者が、ベ-ト-ヴェンの第九のリハ-サルをしていました。その指揮振りの素晴らしさに楽団員たちは感動し、終ったときには全員が起立して彼に拍手を贈りました。するとトスカニ-ニは激しくその拍手をやめさせようとしました。拍手が小さくなったとき、目に涙をためて大声で叫んだそうです。「ほめられるのはベ-ト-ヴェンです。私はほめられる筋合いはありません」と確かに言ったそうです。
 
  この謙虚さに胸を打たれます。イエス様の生き方もそうでした。