子供は親のアクセサリ-?

クレヨン牧師のミニエッセイ

『子供は親のアクセサリ-?』
 九月号の「波」(新潮社)に、泉麻人氏が「外車にグルメにお子様業界」という文を書いています。これは今月に出版される泉氏の近刊「お子様業界物語」の宣伝みたいなものです。しかし、子供を持つ親として末恐ろしい気がしました。
 
 「お子様業界」とは何でしょうか。それはこういったものです。「有名私立小学校受験塾」「ヤマハ音楽教室」「劇団ひまわり」「オモチャのナムコ」「キャラクタ-グッズのサンリオ」「NHK幼児番組」「オマケ付キャラメルの定番グリコ」「くもん式の公文教育研究所」「DCブランド子供服の世界」です。この本の主役は誰でしょう。造り手や業界などと同時に、主役をしめるのは親なのです。子供はどこへいったのだろうかと思います。著者の感想は、「子供のペット化が進んでいる」と同時に、「子供も、母親が選ぶイタリアのブランドの服の一部に含まれつつある」ということでした。
 
 アクセサリ-の一つとしての子供とは、いかなるものでしょうか。神様が私たちを大切にしてくださるのは、人格としての私をみておられるからです。

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