『慣れても忘れない』

クレヨン牧師のミニエッセイ

『慣れても忘れない』

 今年は珍しく雪が降りました。といっても六日市の方からすれば、少ないと言われそうですが・・・。それでも娘にとっては生まれて初めての雪です。華美がどんな反応をするか楽しみで外へつれだしました。初めて雪を見た華美は、目をパチクリしながら動こうとしません。ついには泣き出してしまいました。たぶんいつもと違う世界に怖くなったのかもしれません。そういう意味では慣れということが、私たちに安心を与えてくれるのです。しかし反面これは大事なことを見過ごしてしまう恐れもあります。
 
 雪が降らないことに慣れていた私は、ベコニアを外へ出したままにしておきました。すると雪が解けてみたら、全部枯れていたのです。雪には弱いと知っていながらも、いつのまにか雪は降らないことに慣れてしまい、大失敗でした。
 
 神様と私たちの関係も同じかもしれません。私たちが神様に慣れてしまう。ある意味では安心感があってのことですが、反面忘れてしまうのではないでしょうか。神様の場合は『慣れても忘れない』が基本だと思います。神様は決して私たち一人一人を忘れないお方なのです。

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